・フォーム
webページには、情報の入力欄がある場合があります。これは、入力した文字が、何らかのソフトへ送られて処理させるようにしてあるのですが、入力欄そのものは、HTMLで作ることが可能です。このような、入力欄を「フォーム」といい、<FORM>・・・・・</FORM>で、指定されます。
・文字入力欄
<FORM>
名前:<INPUT TYPE="text" SIZE="30"><BR>
住所:<INPUT TYPE="text" SIZE="40"><BR>
</FORM>
とソースを書くと、
と表示されます。
ここで、「TYPE="text"」は、入力される文字が通常のテキストであることを意味します。「TYPE="password"」とすると、入力画面上では、*や●しか表示されません。
また、「SIZE=20」は、入力欄の長さを半角文字単位で指定します。デフォルトでは、20(全角文字で10文字)です。
なお、
名前:<INPUT TYPE="text" SIZE="30" VALUE="熊大 太郎">
とソースを書くと
名前:
と、入力欄に「VALUE=""」で指定した文字が最初から表示されます。これは、入力者が変更することが出来ます。
・複数行入力
複数行にわたるテキスト入力欄を作るときは
<FORM>
<TEXTAREA NAME="****"><BR>
複数行記入欄
2行目
3行目
</TEXTAREA>
</FORM>
とソースを書けば
と表示されます。ここで、***は、データとしての名前で、必ず指定することが必要です。
また、入力欄の横幅・行数(表示される欄の大きさ)も指定できます。
<FORM>
<TEXTAREA COLS="40" ROWS="5">
</TEXTAREA>
</FORM>
とソースを書けば、
と表示されます。「COLS=""」が横幅で、半角単位での指定です。「ROWS=""」は行単位での指定です。
・ラジオボタン
ラジオボタンとは以下のようなものです。
ソースは
<FORM>
<INPUT TYPE="radio" NAME="****" VALUE="はい">はい、<INPUT TYPE="radio" NAME="****" VALUE="いいえ">いいえ
</FORM>
で、ここで、「TYPE="radio"」がラジオボタンを指定しています。ボタンをクリックすると、「VALUE=""」に書かれているデータが送られます。なお、NAMEオプションで指定されているデータ名が同じ場合は、どれか一つしかクリック出来ません(別のものをクリックすると、今までクリックしていたものは消えます)。
・チェックボックス
チェックボックスは、ラジオボタンとは異なり、複数の項目をいくつでも選択できます。
<FORM>
好きな果物は?<BR>
<INPUT TYPE="checkbox" NAME="****" VALUE="りんご">りんご、<INPUT TYPE="checkbox" NAME="****" VALUE="ぶどう">ぶどう、<INPUT TYPE="checkbox" NAME="****" VALUE="みかん">みかん
</FORM>
と、「TYPE="checkbox"」と指定すれば
と表示されます。
・プルダウンメニュー
文字入力欄に、選択項目をプルダウンメニューとして表示することができます。
<FORM>
出身県は?<BR>
<SELECT NAME="****">
<OPTION VALUE="福岡">福岡
<OPTION VALUE="長崎">長崎
<OPTION VALUE="佐賀">佐賀
<OPTION VALUE="熊本" SELECTED>熊本
<OPTION VALUE="大分">大分
<OPTION VALUE="鹿児島">鹿児島
<OPTION VALUE="宮崎">宮崎
</SELECT>
</FORM>
の様に<SELECT>・・・</SELECT>で指定します。<OPTION>で項目名を指定し、SELECTEDオプションにより、最初に表示される項目が指定できます。