・リンクについて
ファイル間リンク
<A HREF="リンク先ファイル名"></A>とソースを書くと、表示されるときは「リンク先ファイル名」が他の文字と異なった色(ブラウザの設定によって違います。)で表示され、マウスでクリックすると、リンク先として指定したページが表示されます。

ファイル内リンク
<A HREF="#ラベル"></A>   <A name="ラベル"></A>
 これは、同一ファイル内でのリンクです。ページ内に<A name="">タグで「ラベル名」を設定しておくと、そのラベルの位置にリンクを張ることが出来ます。長いページ中で、最初の部分においた「目次」と各項目の間で使うと便利です。
たとえば

目次
<A HREF="#first">第1章</A>
第2章
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章




<A NAME="first">第1章</A>
まずはじめに…

 とHTMLを書いておけば、目次の「第1章」というところをクリックすれば、下の方にある「第1章」の頭のところに飛んでくれるわけです。
 これは、異なったファイル中のラベルに対しても有効で
<A HREF="リンク先ファイル名#ラベル名">・・・・</A>
としておけば、「・・・・」をクリックすると、指定ファイルのラベルのところまでいっきに飛びます。

別サイトへのリンク
<A HREF="http://リンク先URL/">・・・・</A>


 リンクは、同じWebサイトばかりでなく、異なるWebサイト内のファイルに張ることも出来ます。よく見る、「リンク集」などがこれを使っています。「・・・・」をクリックすると指定URLにジャンプします。リンク先のサイト名とファイルの名前を正確に書く必要があります。


ファイル位置の記述法(ファイルパス)
これについては、絵(変更の必要あり)などもあるので、
www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/joho1/6-29/link.htmlを見て下さい。


 リンクを張るときは、リンク先のファイルを指定しないといけませんが、それはただファイル名を指定するだけではいけません。ファイルの位置も指定しないといけません。
 コンピュータの中でファイルは、だいたいの場合何らかのフォルダーに入っています。このフォルダーもまた、フォルダーに入っていることもあり、あるファイルからみたリンク先ファイルというのは、同一フォルダー内にあることもあれば、違うフォルダー内にあるときもあります。
違うフォルダーにあるとき、「階層が違う」といいます。この「階層」というものをきちんと表記することによって、ファイルの位置が指定できます。
 ファイル位置の指定法には大きく分けて2つあります。ひとつは絶対パス法、もう一つは相対パス法です。
絶対パスとは、コンピュータ内での絶対的な位置関係を表わすもので、相対パスというのは、自分からの相対的位置関係を表わすものです。実例で、示してみましょう。



これは、99p2098というフォルダーの中にreportというフォルダーがあり、その中にreport.htmlというファイルが存在することを示しています。この、「99p2098」というフォルダがコンピュータのデスクトップにあるとしたら、report.htmlの位置を絶対パス法で記述すると

デスクトップ/99p2098/report/report.html


となります。この表記法は、単純で分かりやすいのですが、HTMLにおいては、不必要に多くのフォルダー名を列挙しなくてはいけなくなるときがあるので、あまり使いません。
 相対パス法で考えてみると、「index.html」から見た「report.html」

report/report.html


逆に、「report.html」からみた「index.html」

../index.html


と書き表わします。階層の変化を/で表わし、ひとつ外のフォルダを表わすときに../と書きます。このように、相対的な位置関係で指示すれば、必要最小限の指示で、ファイルの位置を指定することが出来ます。
 ファイル間でリンクを張るときは、この相対パス法でファイルの位置を指定するようにして下さい。