作成者 : 理学部 佐藤 栄治 esato@gpo.kumamoto-u.ac.jp 題名 : Webページ(ホームページ)を作るときに注意すること Time-stamp: <2001-03-06 18:26:20 t-kita> # タイトル : (ブラウザのタイトルバーに表示) #title Webページ(ホームページ)を作るときに注意すること # ヘッダの定義 : #header # フッタの定義 : #footer # ------------------------------------------------------------------- # 0枚目はブランクページ。 -------------------------------------------------------------------

ホームページをつくろう

あなたのホームページをつくる前に
人権と犯罪
自分の人権と他人の人権、どちらも大事に!
知らないうちに!あなたも犯罪者にならないために!
------------------------------------------------------------------- 個人情報の開示とプライバシー

ホームページに掲載するのはチョット考えもの

           ↓
  ストーカーが待っています。 -----------------------------------------------------------------------------  個人プライバシーのリーク(漏洩)によって、ストーカーなどの犯罪を誘因しやすいと思われます。ストーカー被害者は女性より男性の方が多いとも言われています。ホームページなどで必要以上の情報を提供することで問題を引き起こしやすくなるのが現状であります。
電話帳・各種郵便物・ゴミの中から情報を引き出すことが可能な時代にあって、プライバシーについて注意してください。
さらに自分のプライバシーだけでなく他人のプライバシーも絶対に侵害してはいけません。 ----------------------------------------------------------------------------- 自分のプライバシーでなく他人のプライバシーを侵害し他人の社会的評価をおとしめるような記載(間違った噂話など情報の信頼性を確認せずに記載しても、民事上の損害賠償責任を問われる可能性があります)
  ----------------------------------------------------------------------------- 著作権、商標(商品やサービスを識別するための文字・図形・記号などを商標といいます)権などの問題があります。
引用なのか著作なのか、引用なら引用先を明示(出典、タイトル、著作権の所在などを明示)する必要があります。
「引用」とは自分の意見と比較検討するときに自分の意見を補うかたちで他人の著作物を利用することをいうのであり、著作者に許諾を求める必要はありません。その目的と分量を間違えないでください。

著作権とは異なりますが、無意識に他のホームページとハイパーリンク形式でファイルを連結する(リンクする)のは、いくら善意でやったといってもリンクの許諾が問題となります。リンクしてよいかどうか許諾をとらないとリンク先のコンピュータに多大の負荷をかける事態をまねきかねません。負荷をかけすぎますとリンク先のコンピュータが機能しなくなったり・計算速度が遅くなるなどの弊害が考えられます。 -----------------------------------------------------------------------------  よく芸能人の写真を自分のホームページに使用したりしていますが、これは肖像権に抵触します。
写真、音楽、ソフトウェアなどの著作物に関する権利は著作権者が持っています、勝手に改変・転載・改変などはしてはいけません。他人のホームページなどにのっている文章や写真、また書籍・新聞・雑誌などの記事、ビデオやテレビから取り込んだ画像、他人が作成したソフトウェア、音楽・歌の歌詞、他人の電子メールを無断で自分のホームページにのせたりしてはいけません。

 みだりに児童の写真を掲載しないでください。家庭教師先などでの児童の写真を無断で掲載することはしないでください。掲載には保護者の許諾をもらってください。
 アメリカなどでは「子供のオンラインプライバシー保護法(COPPA)」があり、この保護法では、Webサイト(ホームページ)が13歳以下の子供の個人情報を収集する場合、親の同意を必要とする。とされています。日本ではいまだ法的に整備されていないからといえ、誘拐・虐待・セクハラ・いじめなどさまざまな問題が近年叫ばれている状況の中にあって十分配慮して下さい。 ----------------------------------------------------------------------------- 劇薬や有毒物などの販売の記載(劇薬や有毒物などの悪用目的の記載を含む)などはやめてください。また犯罪を誘発しかねない、一般生活に不必要な専門的な毒物の記載なども避けて下さい。 ----------------------------------------------------------------------------- わいせつ画像をホームページに掲載したり、そのホームページへ関連づける(リンクを張る)こともやめてください。
わいせつの定義を議論するまでもなく日常生活の感覚にしたがっていただければ結構だと思います。
このことに抵触しますと法律で罰せられる可能性があります。
少しぐらい大丈夫だろうと考える方もおられるとは思いますが、そのわいせつ画像で不快感やセクハラ被害の気持ちを持つ人々のいることを忘れないでください。 ----------------------------------------------------------------------------- コンピュータウィルスなどをホームページに設定することなどもやめてください。これは反社会的行為であるとともに犯罪であることを肝に銘じておいてください。 ----------------------------------------------------------------------------- ねずみ講(みずから運営することだけでなく参加するだけでも法律で罰せられます)」まがいの記載や行為、さまざまな販売目的(オークション)、賭博などの法律に抵触する記載などもやめてください。 ----------------------------------------------------------------------------- 全世界に情報発信

   今日からあなたも芸術家・小説家

        創造的しごとを! ----------------------------------------------------------------------------- 一口メモ : Webとは、
World Wide Webの略称でスイスの「欧州素粒子物理研究所」で開発された情報検索・表示システムの名称が発端とされており、ハイパーリンク形式というファイルとファイルを連結させる手法が根幹をなしている。そのWebとは「くもの巣」を意味する英語であり、情報が多くの結合点でバケツリレー方式に伝達されるようすを表現している。第二次世界大戦後核爆弾をベースとした冷戦構造の中でこのネットワークシステムが軍事用として発展した。 ----------------------------------------------------------------------------- 一口メモ : Webブラウザ誕生

コンピュータの性能のため文字や数字(キャラクタ)のみの伝達に限られていたが、「Mosaic(モザイク)」という文字のみでなく画像もハイパーリンク形式で送れるソフトがアメリカのイリノイ大学のNational Center for Supercomputing Applications(NCSA)で最初に開発された(NCSA Mosaic)。このMosaicをもとに、当時の学生たちとともに大学からでてベ ンチャー企業を設立したマーク・アンドリューセンらがネットスケープ・ ナビゲーター(Netscape Navigator)をつくりあげた。現在ではそれらは創業者の手元を離れている。他のブラウザとしてはインターネット・エクスプローラーがありマイクロソフト社が開発したものである。それぞれセキュリティーなどの面で特徴をもっている。 ----------------------------------------------------------------------------- 参考 : 個人情報はブラウザ(NetscapeやInernet Explorerなど)のクッキー「Cookie」からもリークすることがあります。
  これはデータ入力の手間を省くために一度入力した個人情報のデータを、開いたホームページ側へ自動的に渡す機能です。この機能を悪用すれば、使用している側に説明もせずに個人情報を集めることが可能なようになっています。ブラウザの設定で「Cookieの使用を全て無効とする」を選択すればよいのですが、利便性が失われます。
 ソフトウェアの進歩からみると電子署名や128ビット暗号化技術など暗号化技術も普及していますが、情報のリークと情報の保護(セキュリティー)については互いに日進月歩で完全に安全なものはないのが実情です。 ----------------------------------------------------------------------------- リンク集 :
警察による犯罪被害者支援ホームページ
ひとりで悩まないで?被害に遭われた方は?
各都道府県警察の被害相談窓口?ひとりで悩まず、相談を・・・?
ストーカー行為等の規制等に関する法律(平成12年法律第81号)
電子ネットワーク協議会
「インターネットを利用する子供のためのルールとマナー集 インターネット上のプライバシー保護に関する各国の現状などを参考にしてく ださい。