評価方法の改善

モジュール3:評価と単位制度の見直しでの学びの概要

モジュール3「評価と単位認定の見直し」では, 『持ち込み可』や『ポートフォリオ』といった評価方法について学習しました。そして、モジュールでの学びを元に自身の科目の評価方法を改善し、下のデジタルバッジを取得しました.以下のデジタルバッジをクリックすると、モジュール3での学びの詳細(クイズの成績等)が確認できます。

モジュール3デジタルバッジ

このモジュールでの学びを元に作成した授業改善計画

モジュール3:掲示板投稿用フォーマット-ShoV2

教員からのコメント

有吉さん:
最終課題としての要求事項に即したレポートで、合格と判定します。
以下はそれぞれのアイディアの採否に関するコメントです。
今後の参考にしてください。

1「再チャレンジ可」を採用する
「画像解剖学の自己学習ツールは何度でもチャレンジ可で、満点を取ることを課している」とのことなので、すでにこのアイディアを適切に実践していると判断できます。
「同僚が行うセクションでも、私のセクションで使ったGoogleフォームを見せて、復習問題を用意するよう働きかけて」おり、「実際に興味を持って作成中の同僚もいる」とのことなので、是非このアイディアを他の部分でも導入できるように働きかけてほしいと思います。

2「多段階評価」を「採用する」
「画像解剖学の自己学習ツールは第1週の金曜日までに4セクション全て満点でクリアするよう伝えてあり、実際にチェックしている」とのことなので、すでにこのアイディアを実践していると判断できます。

今後の計画として、「6週間の実習の間に、一度pre-test, post-testと同様の実力判定テストを導入し学習を評価する」との提案ですが、実力判定テストと同等のものに触れることで学習者が、学習目標到達における自身の現在地を明確に把握できるのではと考えます。
一方で「上記の復習問題をしっかり充実させる」との提案について、具体的にどのように充実させたいと思うのか、現状を踏まえ明らかにしていただけると分かりやすいと思います。

3「持ち込み可」を「採用する」
すでにこのアイディアを実践していると判断できます。
「pre-testの一部は」「参考書を持ち込んだ場合、回答の丸写しになってしまうため、採用していない」というのは、知識を暗記させる学習目標に関してこのアイディアは適さないことを理解されていると思います。

一方で、「そのほかのセクションは」「参照しながらの自学自習を推奨している」とのことですが、どのような内容の問題を出題しているのか、問題の一例を示しながら説明していただけると分かりやすいと思います。

4「問題開示」を「採用する」
「pre-test, post-testは同レベル別問題のCT画像を見せ、診断ができるか試している」とのことなので、すでにこのアイディアを実践していると判断できます。
一方で、pre-test, post-test以外の問題について、このアイディアを採用するか否かが明記されていませんので、理由も踏まえ、明らかにしていただけたらと思います。
また、問題開示の内容ができるようになることで、最終的な学習目標到達にどう繋げられるのか、問題開示の内容と学習目標の関連性について明確に説明していただけると分かりやすいと思います。

5「ポートフォリオ」を「採用する」
「大学が全学生に課しているポートフォリオという名称の実習手帳はあるが、機能していない」とのことなので、このアイディアを採用する必要があると考えられます。
「ワークショップの内容を元に、行動計画を作成させる」とのことですが、ポートフォリオの効果として、学習者が何を学んだのか、何ができるようになったのかを省察することで、一律ではない学習成果を評価できることにあります。具体的にどのような行動計画を作成させるのか、行動計画を作成させることで学習者の何が分かるのか、どのような目的でそれが必要なのかを明確にしていただけると良いと思います。

6「相互レビュー」を「採用しない」
「必要性を感じていないため」このアイディアを採用しないとのことですが、このアイデアを採用しない理由について現状を踏まえ、明らかにしておく必要があります。
「上手く採用できる方法が思い浮かばないため」採用しないという計画ですが、暗記問題以外であれば、至った結論を互いにシェアして、なぜそう思ったかの理由を交換するなどの場面で相互レビューすると理解を深める効果があるかもしれません。他の実践事例などを参考に検討してみることを勧めます。

7「LMSでテスト」を「採用する」
「Google classroomとGoogleフォームを使って画像解剖学の自己学習ツールは導入済み」とのことなので、このアイディアをすでに適切に実践していると判断できます。
今後、「各セクションの復習問題を増やしていく」とのことなので、ぜひこのアイディアを他のセクションでも活用することや、LMSの他の機能を活用する余地はないかも検討してほしいと思います。