本節の目的
作成したWebページ用ファイルをサーバにアップロードし(送り)、Webページを公開する方法を習得します。
WebDAVによるアップロード
以下の手順に従い、WebDAVを利用してHTMLファイルをWebサーバにアップロードして下さい。
1.WebサーバへのWebDAV接続
前章を参考にしてWebサーバへWebDAVで接続して下さい。
2.アップロード(サーバにコピー)するファイルの選択
先程作成したhtml1フォルダ内の「学生番号a01.html」をアップロードします。
ExploreやFinderを起動しhtml1フォルダを表示させて下さい。学生番号a01.htmlが見えましたか?
3.アップロードを実行
アップロードしたいファイル(学生番号a01.html)をWebDAVにより接続したサーバ内のフォルダにドラッグアンドドロップすれば、アップロードは完了です。
Webブラウザによる表示確認
アップロードしたファイルが、Webサーバで公開できたかどうか確認します。通常のtextファイルであったとしても、れっきとしたWebページになっています。
ただし、サーバ上の格納する場所(フォルダ)を間違ったり、アップロードしたファイル名と表示させるURIの関係が間違っていると、うまく表示できません。以下の演習を通して、サーバ上にアップロードしたディレクトリやファイル名と、URIの関係を理解して下さい。
Webサーバにアップロードしたデータの確認
以下のようにして、アップロードしたファイルがWebブラウザで、きちんと表示できる(公開できている)ことを確認して下さい。
もし、うまく表示できなかったら、原因を考えてうまく表示できるように対処して下さい。
- Firefoxで、「ファイルメニュー」から「新しいウィンドウ」を選び、Firefoxのウィンドウをもう1枚開いてください。
- 新しく開いたFirefoxのウィンドウで、アドレスバーに以下のURIを入力してからEnter キーを押して、先程アップロードした自分のファイル(Webページ)が表示されることを確認して下さい。
http://st.gsis.kumamoto-u.ac.jp/学生番号/学生番号a01.html
もし、うまく表示できなかったら以下の事項を再度確認して下さい。
エラー等の表示 | 原因 | 確認事項 |
---|---|---|
...が見つかりません。ドメイン名を再確認して下さい。 | URIのサーバ部の記述ミス | Firefoxのアドレスバーに入力したURIのサーバ部が、st.gsis.kumamoto-u.ac.jp であることを確認する |
Not Found The requested URL /xxxx/yyy.html was not found on this server. |
URIのパス部の記述ミス | Firefoxのアドレスバーに入力したURIのパス部が、 学生番号(xxxxx)もしくは、ファイル名(学生番号a01.html)を確認する |
【参考】Webページを表示するための専用フォルダ - public_html -
一般に、Webサーバを利用してWebページを公開する場合、Webページと関連するすべてのファイルは、public_htmlというフォルダ中にアップロードしないと(格納しないと)、Webブラウザで見ることができません。仮に、Webページ関連ファイルが、サーバ上のそれ以外のフォルダにアップロードされていたとしてもWebブラウザは無視します。インターネットサービスプロバイダが提供するレンタルサーバでは、FTP等でWebサーバにアクセスした際、このpublic_htmlというフォルダに自動的にアクセスするように設定さていることが多いです。本科目において利用しているWebサーバでは、WebDAVでアクセスしたフォルダをpublic_htmlフォルダと読み替える設定を行うことで、皆さんの利便性を上げています。