本節の目的
Webページを表示する際に、特別な意味を持つhtmlとして扱われているindex.htmlについて学習する。
特別なファイル名 ― index.html ―
Webサーバにアップロードするファイルのファイル名は、半角英数字であれば特に制限はないのですが、この 「index.html」というファイル名には特別の意味があります。 Webサーバで公開されたHTMLファイルをURIで指定するには、以下のようにそのファイル名まできちんと記述する必要がありました。(従来通りですね)
ところが、「index.html」ファイルが存在するフォルダの場合には、以下のようにファイル名部分が省略されたURIでも上記URIと同じ効果が得られるのです。
本当に「index.html」は省略できるのでしょうか、さっそく確かめてみましょう。
演習:index.html によるWebページの公開
以下のようにして、index.htmlを用いたWebページの公開確認を行ってください。
- html2フォルダに保存されている「kumamoto.html」を「index.html」のファイル名へ変更してください。
- 「index.html」をWebサーバ(st.gsis.kumamoto-u.ac.jp)にアップロードします。
- 以下のURIをWebブラウザに入力してWebページを確認します。 (さきほどと同じ結果ですね)
http://st.gsis.kumamoto-u.ac.jp/学生番号/index.html - 今度はWebブラウザで別タブを開き(「ファイル」メニュー → 「新しいタブ」を選択)、以下のURIを入力してWebページを確認します。
http://st.gsis.kumamoto-u.ac.jp/学生番号/
- 手順1と2のタブを切り替えて見比べてください。
アドレスバーに表示されたそれぞれのURIにも注目しましょう。 ファイル名部分は異なりますが、同じWebページのようですね。
どうしても違いが気になる人は、Webブラウザのページ表示領域で 「右クリック」 → 「ページのソースを表示」として、ソースを比較することもできますが、演習がまだ残っていますので今回はぐっとこらえて先に進みましょう。
この性質を用いて、Webサイトで最初に表示したいWebページは多くのサイトで「index.html」というファイル名が採用されています。 今回の演習では「index.html」というファイル名のHTMLファイルを作成して、そのファイルに対して他のHTMLファイルから「トップページ」というリンクを張りました。 最初に表示したいWebページを「index.html」というファイル名で作成したのはこのためでした。