スタイル付加の演習1

本節の目的
これまで学習してきたCSSの技術の練習として、 先の演習で作成したHTMLファイルに対して、CSSによるスタイル設定を行ないます。

CSSによるスタイル設定の練習

先の演習で作成したHTMLファイル(「kankou.html」と「meisan.html」)を、 CSSを使って以下の条件のように見栄えを変えてみなさい。

  1. 「css」フォルダ内に、本演習用のCSSファイルを「mystyle2.css」の名前で用意する。 具体的には、HTMLエディタで新規ファイルを開き、「mystyle2.css」の名前で保存する。
  2. 「kankou.html」と「meisan.html」のヘッダ部分(<head>と</head>の間)に、 CSSを利用するときに必要な2行の記述を追加しなさい。
<meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="../css/mystyle2.css">
  1. 下方にある【スタイルの必須条件】を満たすCSSを 「mystyle2.css」 に定義するとともに、 「kankou.html」並びに「meisan.html」に「class="xxxx"等を追加して」反映させなさい。
    次に示す2つの図が、目標のページです。 図の上にマウスカーソルを置くと(移動すると)、 CSSを設定しない元のページが表示されますので、その違いを確認してください。

CSSをつけたkankou.html

「kankou.html」をWebブラウザで表示したところ (上図中にマウスカーソルを置くとCSSを設定する前のページが現れます)

CSSをつけたkankou.html

「meisan.html」をWebブラウザで表示したところ (上図中にマウスカーソルを置くとCSSを設定する前のページが現れます。)

色や文字の大きさ、ブロックの幅などは、 下図を参考に【スタイルの条件】を満たしたうえで、 自分の好きなように設定して下さい。 なお、色の見本(カラーコード表)は、 適宜、インターネット検索等を利用して参照ください。

スタイルの必須条件

下図のようなスタイルをCSSにより付加して下さい。

kankou.htmlのスタイルの条件

「kankou.html」のスタイル条件

図でわかりにくいところは、次に条件を明記しますので、 その条件を満たすように構成して下さい。
(下の条件の中の青文字は、その項目に関するテキストへのリンクになっています。)

  1. 全体の背景色(body要素)見出しの色(h2要素)箇条書きの各項目の下側の間隔(li要素)を、 HTML要素名をセレクタとしてスタイルを設定する。 実際のCSSファイルは、次のような形になる (?????の部分は、適当な内容を各人で考え書き換えること)。 参考として、サンプルの画像では、背景色は #d8edea に、見出しの色は #28790c に、箇条書きの各項目の margin-bottom は 6px に設定してある。
body {
  background-color: ????
}

h2 {
  ????????
}

li {
  ????????
}

これにより、 HTMLファイルにはお約束の2行以外に何も追記することなく、 全体の背景色や見出しの色が設定されるとともに、 li要素の前後に空白ができるようになる。 この際、kankou.html と meisan.html のスタイルが同時に変更される。

  1. 文字サイズや文字の色を設定するユニバーサルセレクタを定義(設定)し、 文字列をspanでグループ化した領域(「400周年」の部分)にそのセレクタを適用する。 参考として、サンプル画像では、文字サイズは 2em に、文字色は darkorange に設定してある。
  2. borderの線の種類や色左右のpaddingの大きさ 背景色などを設定するユニバーサルセレクタを定義(設定)し、そのセレクタを blockquote要素 (「cssmeisa.html」の辛子蓮根の説明部分 )に適用する。
    参考として、サンプル画像では、borderの幅は3px、形状はgroove、色は blue、また左右のpadding は 10px に、背景色は #ffccff に設定してある。

    meisan.htmlのスタイルの条件

    「meisan.html」のスタイル条件 (上図をクリックすると拡大された図が現れます)

時間に余裕のある人のために - 更にスタイルを追加 -

演習:他のスタイル設定を追加してみる

上の演習で作成した2つのページに、他のスタイルを追加して、もっと見やすいページにしてみましょう。

次に示す2つの図が、目標のページです。 図の上にマウスカーソルを置くと(移動すると)、 CSSの基本設定のみを行った元のページが表示されますので、その違いを確認してください。

CSSをつけたkankou.html

「kankou.html」をWebブラウザで表示したところ (上図中にマウスカーソルを置くとCSSの基本設定のみを行った元のページが現れます)

CSSをつけたkankou.html

「meisan.html」をWebブラウザで表示したところ (上図中にマウスカーソルを置くとCSSの基本設定のみを行った元のページが現れます)

スタイルの追加条件の例

下図のようなスタイルをCSSにより付加して下さい。 (下図をクリックすると別ウィンドウに拡大表示されます。)

kankou.htmlのスタイルの条件

「kankou.html」のスタイル条件 (上図をクリックすると拡大された図が現れます)

図でわかりにくいところは、次に条件を明記しますので、 その条件を満たすように構成して下さい。
(下の条件の中の青文字は、その項目に関するテキストへのリンクになっています。)

  1. table要素中の各セルの背景色は、td要素(th要素)の background-color プロパティで変更できるので、 background-colorプロパティを設定するユニバーサルセレクタを定義し、 そのセレクタを td要素に適用して表の左側の列の背景色を変更する。
    参考として、サンプル画像では表の左側の列の背景色を #2dc にしてある。
.haikeishoku {
  background-color: ??????
}

....
  <tr>
    <td class="haikeishoku">
      熊本城
    </td>
    <td>
       加藤清正が築城。<br>
       2007年に築城400終年を迎える。
    </td>
  </tr>
  <tr>
    ....
....
  1. margin-bottomを短めに設定(サンプル画像では2pxに指定)するユニバーサルセレクタを定義(設定)し、 そのセレクタを「meisan.html」の『参考ページ』の部分に適用し、下の間隔を狭くする。 『参考ページ』の部分が、p要素になっていない人は、「<p>参考ページ</p>」のように p要素にしてから適用すること。
  2. まず、「meisan.html」の『参考ページ 』とその下の箇条書された参考ページへのリンク部分をdiv要素を用いて一つのグループにまとめる (『参考ページ 』部分は p要素に、また、箇条書き部分は ul要素になっているでしょう)。
    他方、margin-left プロパティを設定し全体を少し右に寄せるユニバーサル セレクタを定義(設定)する。サンプル画像では、margin-leftを 2em 確保してある。 そして、そのセレクタを上記のdiv要素に適用し、そのグループ全体を少し右に寄せる。

meisan.htmlのスタイルの条件


「meisan.html」のスタイル条件 (上図をクリックすると拡大された図が現れます)

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最終更新日時: 2015年 08月 20日(木曜日) 14:46