【2ブロック】概要と進め方

2ブロックの概要

2~3ブロックでは、教授システムの新規導入案件についての計画を立案します。
新規案件について、 ニーズ分析と体系化、環境要因分析、研修以外の選択肢の検討、運用計画立案、組織変化過程の設計、資源管理法などを修得することを目指します。

 PMBOKのプロセスで言うと「立ち上げ」〜「計画」のプロセスにあたる部分です。
→参考:PMBOKの知識管理体系
http://www.thinkit.co.jp/free/project/1/2/pmbok.html
([ThinkIT] 第2回:PMBOKをベースにしたプロジェクト管理の管理( http://www.thinkit.co.jp/free/project/1/2/)より)

 2~3ブロックで皆さんにできるようになって欲しいことは次のことです。

(1) eラーニング新規導入先の分析ができるようになる。
導入先の真のニーズ(導入先がRFPとして求めていることだけでなく、導入先に必要と思われることも含めたニーズ)、導入に際してプラス・マイナス双方に働く内部・外部の環境要因が整理できるようになる。

(2) 分析結果をもとに、新規導入に際してのコンセプトを打ち出し、アイディアを出す。
どのようなeラーニングをどのように導入するか、eラーニング以外の選択肢も考え、比較できるようになる。

(3) コンセプトやアイディアを具体的なものにするために、コース仕様書、画面遷移図、プロジェクト管理書類(WBS、スケジュール、資源管理表)などが書けるようになる。

(4) eラーニング新規導入に向けて提案することができる。

これらのうち、2ブロックでは(1)と(2)、続く3ブロックでは(3)と(4)を学習していきます。
提案めざして頑張りましょう!

2ブロックの進め方

2~3ブロックでは、下記の課題ケースに対して教授システムの新規導入案件についての計画を立案します。

新規導入ケース(6ページ/141KB)

2ブロックは、以下の通り進めていきます。

ブロック
タイトル
アウトプット (タスクとして提出)
最終成果物 (課題として提出)

ブロック
第8回
新規導入ケースの分析 ニーズや環境要因の分析結果 課題2 eラーニング新規導入(新規導入ケース)に関する提案(中間報告)
第9回
新規導入提案の検討 開発コンセプト等のレポート
第10回
開発計画(1)仕様書の作成 仕様書
第11回
開発計画(2)画面遷移図の作成 画面遷移図

ブロック
(参考)
第12回
プロジェクト管理計画 WBS、予算、開発スケジュール 課題3 eラーニング新規導入(新規導入ケース)に関する提案(最終版)
第13回
開発計画書原案の作成 開発計画書(仕様書、画面遷移図、WBS、予算、開発スケジュール)の原案
第14回
開発計画書へのコメント 開発計画書への相互コメント
第15回
開発計画書完成版提出とリフレクション 開発計画書(最終版)

 

第10回・第11回はどちらから手をつけてもかまいません。

 なお、2~3ブロックでは、各作業は基本的には個人で行い、成果物をグループ掲示板に掲載し、相互コメントしながら進めていきます。

 

サンプルケース

このブロックでもサンプルケースを通じて、各タスクの例を示していきます。参照しながら(ただし、各タスク例は模範回答ではありませんので、常に建設的批判の視点を持って)、学習を進めていきましょう。


サンプルケース(5ページ/156KB)