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5-2 | ウィルス対策 |
コンピュータウィルスの感染を防ぐためには、次のような対策を講じる必要があります。
ハードディスクに保存されているファイルを調べて、コンピュータウィルスの有無を検査したり、感染したファイルからコンピュータウィルスを取り除いて修復したりするプログラムを「ウィルス対策ソフト」といいます。
新しいプログラムを利用する前には、ウィルス対策ソフトでウィルスチェックを行うようにしましょう。 |
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ソフトメーカーからは不具合に対応した新しいプログラムが発表されることがあります。常にソフトウェアの更新ニュースに注意して、ソフトメーカーのWebページをチェックするなどして常に最新版を使うようにしましょう。
なお、コンピュータウィルスに感染した場合の被害を最小限に抑えるために、定期的にデータのバックアップをとっておきましょう。
ネットワーク上では違法にコピーされたソフトウェアも出回っていますが、著作権侵害の問題があるだけでなく、コンピュータウィルスに感染している危険性が高いので、使用してはいけません。
オンラインソフトをダウンロードする場合は、配布元が信用できるところかどうかを見極める必要があります。
コンピュータウィルスのなかには、ユーザの電子メールのアドレス帳に登録されているすべての人にウィルスを添付したメールを勝手に送信するものもあります。 たとえ知人からの電子メールでも、WordやExcel、あるいはプログラム形式などのファイルが添付されていたら、不用意に開いてはいけません。 場合によっては本人に確認してから開くようにしましょう。 コンピュータウィルスによって発信された電子メールの場合、差出人の名を偽って送信することが多く、感染したパソコンの持ち主自体がウィルス感染に気づいていない場合もあるので、十分に注意する必要があります。 |
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特定の相手に、有用な情報だと勘違いさせるようなメールを送りつけて、ウィルスの添付ファイルを開かせたり、不正サイトへのリンクをクリックさせる手口を標的型攻撃といいます。
標的型攻撃メールには、公的機関などがWebページで掲載している情報を加工して本文を作成した例や、組織の業務連絡メールを装った例があります。
うっかり信じ込んで、添付ファイルを開いたり、本文中のリンク先をクリックするとウィルスに感染する仕掛けです。
受信者の警戒心を解くような巧妙な文書を送信してきますので、多くの被害が出ています。
日頃からウィルス対策ソフトを最新に保つとともに、添付ファイルを開いたりリンクを安易にクリックしないようにしましょう。
サイバー攻撃:警察庁への標的型メール、自動接続先の半数中国
ウィルスのなかにはデータファイルを偽装したものがあります。うっかり実行すると感染してしまいます。 | ![]() |
パソコンと同様に、ウィルス対策ソフトの導入などが有効な対策です。また、信頼できる提供元のアプリケーションのみダウンロードすることも有効な対策です。信頼できない提供元のアプリケーションは、ウィルスなどが混入されている可能性もあるため、利用を控えることが賢明です。
コンピュータウィルスに感染した場合は、次のことを行いましょう。
ウィルス対策ソフトを利用して、できる限りの修復を試みることも大切ですが、場合によっては、感染したシステムを消去して、クリーンなシステムをインストールし直すことが必要になります。 コンピュータウィルスを意図的に他人のコンピュータに感染させる目的で作成、保有、頒布することは犯罪です。 |
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