チェックリスト、画像遷移図は添付ファイルをご参照ください。
以下、改善提案を記載いたします。
<改善提案>
1)出口:学習目標の設定と評価方法の妥当性
学習目標は「~選択できる」というものであるが、RFPからは実践において「中規模プロジェクトに安心して、かつ自信をもって対応出来る様にして欲しい」という要望がある。学習者の反応から、コンテンツの学習直後は一定の学習効果があり時期が過ぎるほど効果が落ちる傾向があるため、実際のプロジェクトに着手する時期的なコントロールを行うことが最もコストが低く済むと考える。コストを掛けてコンテンツを改訂するのであれば、学習目標を「~について提案できる」などより高度な知的技能を扱うものに変更し、コンテンツを大幅に改訂することを考慮する。
(2)入口:成人学習理論とターゲット層
対象者は明記されているものの、動機づけや有資格者である自信を持たせる工夫は不足している。実際のプロジェクトを行う予定のある社員など具体的な動機づけをし易い(または動機づけが十分な)状況で学習を開始できると良い。また、学習不要な内容を選別出来る様な分岐が設定できるとより良いと考える。
(3)構造:コース要素からの項目立て
状況に応じた難易度の設定・表示や段階的に難易度が上がっていくなどの工夫があってもよい。
(4)方略:学習目標の達成を支援するコンテンツの工夫
全体の仕上げの練習・テストにあたるものが不十分であると考えられ、全体の流れを通した確認テストを設定するなどの工夫が必要と考える。
(5)環境:適切なメディアの選択とサポート体制の確立
コストに問題がなければ、モバイル対応としてより携帯しやすいコンテンツとしていくことが望ましいと考える。また、プロジェクト進行という複雑な課題に継続して取り組むには発展学習や継続学習が必要である。応用編コースへの誘導(開発)や学習後の復習が出来る様に再学習用にコースを開放するなどの対応を検討したい。
以上