Felder学習スタイル結果のフィードバック

Active and Reflective Learners:アクティブと内省タイプ

アクティブタイプは、何かを実際にやる(経験する)ことによって学習が進みます。たとえば、ディスカッションを行ったり、何かを他の人に説明したりすることを好みます。内省的なタイプは、まず静かに考えてみることを好みます。

もし、アクティブタイプなら・・・

学習の時に実際に何かをやってみるといいでしょう。授業中にそのような機会があまりないようであれば、自分で学習するときに仲間と一緒に交代で学習の内容を説明しあったりしましょう。

もし、内省タイプなら・・・

単に読書したり記憶するのではなく、ときどき、立ち止り今まで読んできた内容を振り返ってみたりするといいと言われています。自分で学習するときに学習内容を短くまとめてみたり、クラスノートを整理したりすると学習が進むでしょう。

学習の時に実際に何かをやってみるといいでしょう。授業中にそのような機会があまりないようであれば、自分で学習するときに仲間と一緒に交代で学習の内容を説明しあったりしましょう。

Sensing and Intuitive Learners:理性と本能タイプ

理性タイプは事実を学ぶことを好み、本能タイプは可能性や関係について発見することを好みます。
理性タイプは詳細にじっくり取り組み、事実を覚えることが得意で、実験をすることを通してより学習を進める傾向にあります。
一方、本能タイプは、変化に富んでいることを好み繰り返し何かをすることはあまり好きではありません。

もし、理性タイプなら・・・

理性タイプの人は、新しく習った内容を実世界に結び付けることでよく理解でき覚えることもできます。もし、授業では教材を抽象的に扱われるようであれば、先生に対象となる概念や過程の具体的な例を提示してもらったり、テキストを読んだりして、実際に概念が応用できるか考えてみましょう。

もし、本能タイプなら・・・

大学の授業では少ないかもしれませんが、記憶や事実を一方的に教えるような授業では、本能タイプは退屈し学習が進まないかもしれません。そんな時は、先生に事実と結び付くような解釈や理論を紹介してもらったり、学習内容と自分との関連性を見つけたりするようにしてみてください。テストなどでケアレスミスが多いのもこのタイプなので注意しましょう。

visual and verbal learners:視覚と言語タイプ

視覚タイプは、写真、図、フローチャート、タイムライン、動画、デモなど自分で見たものをよく覚える。言語タイプは、書面や口頭での説明など、言葉を通してより学習します。両方のタイプもいますし、一人の学生の中にもある程度両方の要素があるので、情報を視覚的と言語的に提示するとみんながより学ぶことになります。

多くの大学ではあまり視覚的に情報を提示しないかもしれません。学生は講義を聴き、黒板やテキスト、ハンドアウトなどに書かれた教材を読むことが主になっているかもしれません。しかし、多くの学生は視覚タイプなので、視覚的に情報を提示した方が、学習が進むでしょう。

もし、視覚タイプなら・・・

言語的に提示された教材や資料において、関連する本などで図やスケッチ、フローチャートなどを探すようにしましょう。また、ビデオやCD-ROMなどが手に入らないかチェックしてみましょう。授業で習った、または聴いた事項を、四角や○などにポイントを入れて書き、関係するものを線で結びコンセプトマップを作ってみよう。また、ノートを取る際に色を使って、関連するトピックは同色にするなど工夫してみましょう。

もし、言語タイプなら・・・

教材の概要を自分の言葉で整理したり、まとめたりしましょう。グループで行うのも効果的です。メンバの学生が説明しているのを聴くのも学習を促進しますが、特に、自分で説明するとより理解が深まります。

SEQUENTIAL AND GLOBAL LEARNERS:順序と全体タイプ

順序タイプは直線的なステップで理解をしてく傾向にあります。全体タイプは大きな枠の中に飛び込んでいくような学び方をします。個々の関係をみないでランダムに内容を学習し、そして、突然、学習内容の本質をつかむようになったりします。
順序タイプは解決策を見つけるのに論理的なステップを踏んでいく傾向にあります。一方、全体タイプの人は、複雑な問題を迅速に解決できたり、大きな概要をつかむと斬新な方法で物事を合わせて考えられたりしますが、どうやってやったかを説明するのは難しいでしょう。

急に分かるようになったりする経験は誰でも経験があるので、多くの人は、自分は全体タイプだと間違って解釈するかもしれません。しかし、全体タイプか順序タイプかの違いは、「あ、そうか!」と思う前に何が自分の中で起こっているかにあります。論理的に一つずつ考えた上でピンときたのであれば、順序タイプと言えるでしょう。

もし、順序タイプなら・・・

大学の大概の授業は順番を考えて内容を教えるように構成されています。しかし、先生がトピックや内容があちこち飛んで説明するようであれば、ついていくのも大変ですし、内容も覚えられないでしょう。先生に飛ばした内容について再度説明してもらったり、参考文献などを見て自分で順番につなぎ合わせたりしてもいいでしょう。また、新しいトピックと自分の知っている事柄と結び付け、自分の中で全体的に考えるスキルを鍛えていくのもいいでしょう。

もし、全体タイプなら・・・

全体タイプの学習者は、内容を習得する間に、項目やトピックの大きな概要をつかむことを意識すると役に立つでしょう。先生が、今まで知っていることと関連付けることなく新しいトピックの説明をはじめると分からないと感じることがあるのではないでしょうか?そんな時は、まず大枠を捉えるために、章全体を飛ばし読みし、概要をつかむと学習が進みます。もし、新しい事項を他の分野やトピックに関連付ける方法を身につけると、順序タイプが想像できないような方法でいろいろなことを応用できるようになります。

最終更新日時: 2014年 03月 20日(木曜日) 11:12