添付にて提出いたします。
A
Aさん
科目等履修生のIです。
私の開発計画にコメントをいただき、ありがとうございました。
遅くなりましたが、Aさんの開発計画書も拝見しましたので、良いと思った点・
気になった点についてコメントさせていただきます。
相変わらず完成度の高いことに感心しています。
【良いと持った点】
・内定式から入社前研修、入社後集合研修、OJT、配属まで、全体構造をしっかりと捉えた計画担っています。その結果として、入社前研修をブレンデッド研修にする意味がよくわかります。
・X社からの要望分析が、丁寧でかつ詳細に作成されていると思います。各要望に対する対応がプロジェクトの計画と整合しているので、すごくわかりやすい計画になっていると思います。
・eラーニングの目標を、知識の習得(言語情報)と自己開発の姿勢(態度)の2つに明確に定義してあることが素晴らしいと感じました。
・eラーニングの役割を、書籍とハンドブック作成のブリッジ(ナビゲーション)に限定しているので、予算的にも期間的にも実現可能に思えます。
・計画の方向性で、入社前研修の合格レベルと入社後研修の前提知識の関係を明示し、入社後の研修講師に依頼する事項を明らかにしている点(2−4)。私はここをうまく描けていないので、参考になりました。
・ワールド・カフェの導入。私はワールド・カフェを詳しく知らないのですが、社内にファシリテーションの専門家が十分にいるとは限らないので、方法論を持って進めるのは良いと思います。
・リスク分析と対応が書かれていること。わたしも追加しなければいけないと思いました。
・提案の理論的背景が記載されていること。わたしもきちんと整理して記載しなければいけないと思いました。
・スケジュールのマイルストーンにプロジェクトのキックオフがマイルストーンとして明記してある点が良いと思います。
【気になった点】
・参加意思表明をしない内定者の取り扱いがどうなるか気になりました。
・書籍とのリンクにより版権の扱いがどうなるか気になります。eラーニング側で使用する書籍の名称や出版社、著作者などを表示すれば良いかもしれませんが、計画書の中で権利の扱いに触れておいた方が良いかもしれません。
・進捗をグループの連帯責任のように扱う点。グループに迷惑をかけないように頑張らせるという面があると思いますが、反面やる気を削ぐという逆効果がでないか気になります。
・ベストハンドブックコンテストの評価対象物について、eラーニングを通して個人が作成したものとグループとして作成したものの両方にも読めるし、グループのものだけが対象になるようにも読めます。入社後のことを考えると個人のまいハンドブックが重要にも怖めれるのですが、この辺りはわかりやすくしておく方が良いのではないでしょうか(私の読み間違えかもしれませんが)。
・進捗管理について、脱落防止を内定者のグループに任せてしまうように見えて気がかりです。計画書ではわかりませんでしたが、人事部からの個別支援もあるのでしょうか。
以上です。
I
Aさん
課題提出後のコメントとなり申し訳ありませんが、計画書を拝見した感想を書かせていただきます。
期間・イベントごとにフェーズに分けそれぞれの内容・評価方法が分かり易く提示されており非常に良いと思いました。また、リスク対応・理論的背景など提案をより強固なものとする工夫についても気を配る必要性を感じました。
一方で気になる点は、マイハンドブック作成が内定期間中に行われることに関してです。
要望事項では「内定者は卒業前には意外と忙しい。(中略)入社後の研修が滞るようになってきた」に対応して、「eラーニングへのアクセスのしやすさを考慮してモバイル端末に対応させる」と表記されています。一方で内定期間に「チーム作業」「書籍による学習+マイハンドブック作成」という2つの負荷が掛かることによる影響(リスク)とその回避策があった方が良いのではないかと考えました。
例えば、内定式でのワールドカフェでは「ベストハンドブックコンテスト」を成功させるための企画案を募るのではなく、「チーム作業を成功させるにはどの様な対策が必要か」などこれから自分たちが行う作業に関連する意見交換や具体策の検討をさせる事や、内定期間中の成果物は仮のものとして個人提出し、それを新入社員導入研修でチームとしてさらにブラッシュアップさせる方法をとるなどです。
以上です
H
Aさん
こんな遅い時期ですが、投稿を拝見しましたのでコメントさせていただきます。
[よかった点]
・学習成果を「マイハンドブック」という形に集約させることで振り返りにもつなげていること。
・「ベストハンドブックコンテスト」を設定することで単なる作業にせず、モティベーション維持を図っていること。
・内定時期から配属までの育成イメージが明確であること。
[懸念する点]
・課題書籍の使用に著作権上問題がないかどうか。
・卒業・修了前の時期にハンドブック作成の余力のない学生がいないかどうか。
もしいた場合、他の内定者と状況が違ってしまい、入社後に格差が出てしまうのではないか。
ざっと拝見しての意見ですので、不適切かと思いますが、よろしくお願いいたします。
Aさん
遅ればせながら、コメントさせていただきます。
今回の提案の中で特に注目したのは、「マイハンドブックの作成」という点です。単に学習を強いられるということではなく、今後の自分に役立つ成果物を完成させるという課題によって、ないものを新たに作り出すというクリエイティブな姿勢、その基盤としての自ら学びとろうとする力をつけることにつながるだろうと理解しました。さらに、ベストハンドブックコンテストの表彰により、モチベーションの向上につなげることができるものと思いました。
以上のような仕組みは、単なるeラーニングシステムの導入というだけではなく、学習者の姿勢や態度の向上にも作用しようとする教育の本質的なアプローチであり、大変重要な点だと思います。