前ページで述べた学習のねらいを踏まえた上で、課題図書(1)〜(3)を読み進め、以下の1)〜4)を行ってください。
課題図書(1)・(2)は、1990年代にハーバード・ビジネス・レビューに掲載された「組織学習」に関する論文です。課題図書(1)は、技法的視点(technical views)からのアプローチによる「組織学習論」、課題図書(2)は、社会的視点(social views)からのアプローチによる「組織学習論」の代表的な論文です。また、課題図書(3)は、「実践共同体」について、実務家向けに書かれたものです。先に述べたとおり、今回の学習の中心は課題図書(3)にありますが、課題図書(1)・(2)と対比的に読み進めることで、その内容を深く理解することができると考え、以上の文献をアサインしました。
学習の内容と進め方
1) 1990年代の「組織学習論」の内容を理解する (学習内容 A・B に対応)
まず、課題図書(1)・(2)を通読し、技法的視点(technical views)と社会的視点(social views)の両アプローチの違いについて整理してください。さらに、それぞれのアプローチが抱える問題について考察してください。
2) 「実践共同体」という概念の可能性と問題点を考える (学習内容 C・D に対応)
以上を踏まえ、課題図書(3)(第1章 実践コミュニティについて(pp29-55);第2章 実践コミュニティとその構成要素(pp57-89))を精読し、 E.ウェンガーらが提唱する「実践共同体(実践コミュニティ:Communities of Practice)」という概念の可能性と問題点について、考察してください。
さらに「実践共同体」の実務的・概念的な有効性への疑問を3つ以上提示してください。これが【タスク7】になります。
なお、【タスク7】の進め方についての詳細は、次の章を参照してください。
最終更新日時: 2022年 03月 25日(金曜日) 11:16