E.ウェンガー(Wenger, 1998)によって提唱された「実践共同体」という概念は、従来の「組織学習論」の問題を克服するものとして注目されていますが、その評価は確立したものではありません。そこで、この概念について批判的な考察を行い、この概念の実務的・概念的な有効性に関する疑問を3つ以上提示し、掲示板へ書き込んでください。
さらに、他の受講者が作成した書き込みを1つ以上選び、自分の書き込みと比較検討した上で、コメント(スレッドへ返信)してください。
なお、【タスク7】の実施に当たっては、以下の点に留意してください。
- 「実践共同体」という概念を理解した上で、各受講者の自由な発想から論じてください。今回の課題では、“疑問点”を提示してもらいますが、評価できる点があれば、それについて言及しても構いません。
(ただし、その場合も「3つ以上の疑問」は提示してください。) - 「実践共同体」という概念の実務的・概念的な有効性に関する疑問が思い浮かばない場合には、「実践共同体」が必ずしも有効ではないと考えられる状況(組織編成の状況・活動目標・外部環境、等々)を3つ以上提示してください。
- 今回は、「実践共同体」という概念について批判的な視点から理解することがねらいですので、その問題点に対する具体的なソリューションの提案までは必要ありません。
(もちろん、可能であれば、ソリューションを提案しても構いません。) - 書き込みのボリューム(字数)については、特に条件を設けませんが、一応、1500字程度を目安とします。
(これより多くても構いません。少ない場合でも、内容的に充実したものであれば問題ありません。)