相場操縦:W大サークルOBら、疑いで調査--証券監視委 |
毎日新聞 2009年7月17日 |
W大投資サークルOBの男がリーダーを務めるデイトレーダーのグループが、株価を不正につり上げていた疑いが強まり、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで調査していることが分かった。監視委は既に、OBらの関係先に強制調査を実施し、捜査当局への刑事告発を視野に調査を進めている。
関係者によると、リーダーの男らは高い指し値で大量の買い注文を出し、買い気配が高まった段階で注文を取り消す「見せ玉」という手口などで、株価をつり上げていた疑いがある。
グループは株価が上昇したところで株を売り抜け、数年間にわたって多額の利益を上げていたという。
また、取引には複数の証券会社のインターネット取引を利用。複数の銘柄に大量の売買注文を出し株価を操作していたとみられる。
グループは、W大の投資サークルOBの男と活動を通じ知り合った数人で運営。東京都M区のRを拠点に活動していたという。
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