情報流出:M生命、ウィニーに 入社希望者試験点数など |
毎日新聞 2008年10月27日 |
ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」のネットワークに、M生命(本社・東京都)の内部情報が流出したことが26日分かった。入社希望者の住所や電話番号、内定者約60人分の顔写真などの個人情報が含まれている。同社の採用担当者のパソコンがウィニー専用の暴露ウイルスに感染し、流出したものとみられる。同社は個人情報流出を認め、謝罪した。
圧縮された流出ファイルの容量はCD1枚分弱の大きさで、流出は9月中旬らしい。
流出ファイルには「学生リスト」と題した約870人分の名簿が含まれ、大学や学部、携帯電話番号、面接評価、筆記試験の点数などの項目がある。大阪、京都、神戸に分類され、関西の入社希望者のリストとみられる。
ほかにも、経営会議資料や約1800人分の学生リストなど多数のデータが流出した。
同社によると、採用担当者が個人情報を入れた会社のパソコンを社内規則に反して自宅に持ち帰り、暴露ウイルスに感染したらしい。同社広報部は「ご迷惑を掛けた方々に大変申し訳ない。厳正に処分する」としている。
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